こんにちは!ブログ担当のeye(アイ)です!
先日建売住宅にお客様をご案内した際、間取り表記のお話題になりました。
二階に納戸収納がついた2LDK+Sという平屋でした。
販売図面を見ていると、ほぼ同じ間取りなのに「3LDK」と表示されているケースと「2SLDK」と表示されているケースがあります。
部屋数が「3」なのか「2+S」なのかの違いですね。
この「S」とは「サービスルーム」を意味します。他には、「納戸」や「フリールーム」などと呼ばれることもあります。
サービスルーム(納戸)については、「すこし小さい部屋」というイメージがあるかもしれませんが、実際には部屋の広さは関係ありません。
ポイントの一つは採光(窓の大きさ)です。
建築基準法によって、「居室には、床面積の7分の1以上の大きさの採光部(窓)を設けること」と定められています。
継続的に使用することが前提ですので、充分な明るさが確保できているか、という一つの基準になっているのです。
そのほか、採光以外にも、換気や天井高等の基準もあります。
内装も綺麗にしてあり、普通の居室としてお使いいただける場合でも、窓の大きさが足りていない場合には、販売図面の表記上、1部屋にカウントできなくなってしまいます。
ただ、これらの基準はあくまでも法律上の話ですので、実際の使用方法や明るさの好み等もあるかと思います。
住宅選びの際には、図面上の記載に拘らず、実際に内見をしていただき、ご判断されてはいかがでしょうか。