こんにちは!ブログ担当のeye(アイ)です!
前回のブログでは、『周辺環境』『資金計画』『災害リスク』について、お話させていただきました。読んでいただけましたか?
今回は新たに3つの不動産購入前に気に掛けていただきたい事についてお伝えしたいと思います。
コロナ禍を経てテレワークの普及などにより、以前に比べて交通の利便性が低い立地でも構わない人が増えていると言います。地方移住も増えてきているようです。東京都内で住宅購入を検討していた人がテレワークが無くならない事をきっかけに都心へも出やすい高崎市で住宅購入をした話も聞きました。都内の不動産価格の上昇が、自分たちの出せる不動産価格に合わなくなってきたことも理由ですが、やはり駅近物件の方が資産価値が担保されやすいという理由で最終的に駅近物件を購入したようです。
今後、人口が減り、居住地の選別は利便性を基準にさらに進む可能性があります。駅間距離が短い不動産の方が資産価値が保ちやすく、いつでも貸せたり・売れる要素が含まれた不動産となりやすいです。
次に定量的なデータを用いて地域の将来性も探っておく事をおススメします。例えば家が立地する自治体の人口動態や都市計画を調べておくことで、周辺の未来像をある程度までは予測することができるかもしれません。また、地域情報分析システム『RESAS(リーサス)』というものを活用すると、地方自治体の様々な取り組みを情報面から確認する事が出来ます。
//resas.go.jp/ (地域情報分析システム『RESAS(リーサス)』)
この地域情報分析システム『RESAS(リーサス)』とは、各種統計資料を「見やすく、わかりやすく」したサービスです。地域の人口構成や将来の人口推移を把握することができるため、経営戦略策定やマーケティング調査における基礎資料としての活用が考えられています。その資料を読み解き、これから不動産購入をするエリアの将来性等を確認いただく事と人がどこから転入してきて、どこに転出しているのかの実態を把握する事が出来ます。
現在、地域の人気度は二極化が進んでいます。その為、将来も人気エリアや人が居続けるようなエリアで不動産を持たないと、二束三文のような不動産を持つ事にもつながりかねません。また、これからの不動産購入の際には空き家が増える可能性も考えないといけません。ひとたび空き家が増えると、エリア全体の市場評価が低下したり、行政サービスが行き届かなくなったりする懸念があります。その際には『立地適正化計画』という計画も必ず確認するようにしましょう。
//www.mlit.go.jp/en/toshi/city_plan/compactcity_network.html (立地適正化計画)
家の日当たりは日常の気分を左右し、一般的には人間の生活の流れに従って、東面や南面に開口部(窓)が作られてきた歴史があります。日当たりが悪く、暗い部屋に長くいると気分にも影響を及ぼしかねません。夏と冬など季節ごとの変化まで調べたり、家の中のすべての部屋への日光の入り方を時間帯ごとに確認したりするのは手間ですが、後悔しないように時間をかけて確認しておきましょう。
せっかく入念に現状を調べても、家の隣に空き地などがある場合は将来、状況が一変しかねないことも戸建て住宅ならではの注意点といえるかもしれません。
不動産購入前に事前調査を怠ったばかりに資産価値が下がりやすい不動産だった場合は後悔します。資産が負債となりかねない事を把握していただき、不動産購入前の様々な情報収集は欠かせません。
今後の参考にお役立て下さい。