こんにちは!ブログ担当のeye(アイ)です!
引き続き、シリーズ企画「購入する物件が決まった後にすること」です!
物件探しを行い、内見を進めていき、色々比較した中で『よし、この物件を購入しよう』という段階になったら、その後は何をすればよいのでしょうか。
物件が決まった後の流れについて、今回もお伝えしていきます。
前回からお伝えしておりますが、もう一度全体の流れを把握しましょう!
大きく分けると下記のような流れになります。
1.買付申し込み
2.ローンの事前審査申込
3.売買契約内容の確認
4.売買契約
5.住宅ローンの本審査申込
6.リフォーム打合せ
7.リフォームの請負契約
8.住宅ローンの金消契約(金銭消費貸借契約)
9.ローン実行、残金決済、不動産の引渡し
10.リフォーム着工
11.お引越し
前回は、『4売買契約』についてのポイントについてお伝えしました。今回は、『5住宅ローンの本審査申込み』についてお伝えしていきます。
不動産購入にあたり、全額キャッシュでお支払いする方はほんのわずかだと思います。9割の方は住宅ローンを組む方が多いかと思います。
住宅ローンを利用して残代金をお支払いする方は、売買契約を終えたら、ローンの本申込をすぐに申し込む必要があります。買主様は、売買契約上の融資承認取得期日までに、住宅ローンの本承認を取り付けるための手続きを速やかにする義務が発生しますので注意しましょう。
売買契約が終わったら、まずローン特約に記載の金融機関(一般的には、売買契約をする前にローン事前審査承認を取り付けた金融機関)で、すぐに本申込を行ってください。
その他、気になる金融機関はすべて同時に申し込むと良いと思います。
本審査の回答まで遅い金融機関ですと3週間以上の時間を要すことや、ローン事前審査をやっていない金融機関ですと、本審査の回答まで1カ月以上かかるところもあります。
ポイントは、気になる金融機関は速やかに申し込むことです。
例えば、3行気になる金融機関があれば、すべて申し込んでしまい、仮に全ての本承認を得られたら一番自分にとって有利な融資条件を提示してくれた金融機関を最終的に選択すればよいのです。
ゆっくり吟味して何日も経ってから、本審査申込をする方がいらっしゃいますが、それでは、遅いケースが多々あります。決済日まで1カ月ぐらいしかないようなケースは、さっさと本審査の申し込みを済ませなければならないので、決済日まで時間がない方は必ず不動産業者にスケジュールを確認しましょう。
住宅ローンの審査は、なぜ2回も審査があるの?と思うかもしれません。
事前審査と本審査では、審査の目的や確認する項目が異なります。2つの主な違いを簡単に見ていきましょう。
【事前審査とは】
住宅ローンを借り入れできるかどうかの「見込み」の確認を主な目的として事前審査が行われます。金融機関よって異なる場合もありますが、具体的には申込者の年収、返済負担率(返済比率)、年齢や職業などがチェック されます。複数の金融機関へ申し込みすることも可能で、事前審査をしたからといって必ず借り入れしなければならないわけではありません。
【本審査とは】
一般的には、不動産の売買契約が終わっており、購入する物件が確定された後に行われることがほとんどです。金融機関は、何千万もの融資をするかどうかの審査になりますので、住宅ローン申込者の返済能力や対象物件(担保)の価値の確認が行われます。不動産のさまざまな項目も詳細に審査されます。本審査で重視される項目や基準は、各金融機関が独自に設定しており公開されていませんが、事前審査とは違い公的な書類が必要となります。
本審査の場合には、どの金融機関でも公的な書類の提出が求められますので、売買契約後速やかに取得しておきましょう。
金融機関によって提出書類は違いますが、一般的なものを記載しておきます。
▼本人確認書類
・健康保険証
・住民表
▼所得を証明する書類
・源泉徴収票
・課税証明書
・納税証明書
・確定申告書
※就業状況によって提出する書類は変わります。
▼物件を確認する書類
・売買契約書
・重要事項説明書
・間取り図、平面図
・謄本
・公図 などなど
物件の種類によっても提出書類がかなり変わりますので、詳細が分からなければ、不動産業者に確認しましょう。
最初から複数の金融機関にローンの本審査を申し込む予定の方は、上記のような公的書類取を役所や税務署に公的書類を取りに行く前に、「何の書類が何部必要になるか」を事前に確認しておき、一度に取得してしまうことをお勧めいたします。
売買契約が終わったら速やかにローン本審査申込を済ませる必要があります。本審査は時間がかかるため、気になる金融機関が複数ある方は、同時に本審査申し込みをしてしまいましょう。
また、本審査申込みにあたって公的な書類が必要になりますので、役所などに取得しに行く前にあらかじめ必要な書類を確認した上、一度に取得されることをお勧めします。
次回は、「リフォームの打合せ」についてお伝えしていきます。